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ポジティブ作業評価(APO-15)

Makoto KYOUGOKU
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本記事では、ポジティブ作業評価(APO-15)について紹介します。

ポジティブ作業評価(APO-15)

尺 度 名:ポジティブ作業評価(Assessment of Positive Occupation 15、APO-15)

開発責任者:野口卓也

目   的:

  • Well-beingを促進する作業に、クライエントがどの程度関われているかを測定する。
  • 身体障害、精神障害など様々な領域のクライエントを対象に自記式で測定できる。
  • 評価と介入をダイレクトにつなぐことによって、OBPを促進する。

結果の解釈:APO-15は得点が高いほど、Well-beingを促進する作業に関われている状態であると解釈します。カットオフ値は精神障害領域が43点以下、身体障害・老年期障害領域が51点以下で臨床群であると判断します。

主な文献:野口卓也、京極真、寺岡睦:Well-beingを促進する生活活動への関わりの評価試作版開発.総合リハビリテーション(採択済)

Noguchi T, Kyougoku M. (2016) Psychometric properties of the Assessment of Positive Occupation 15 final version in individuals with mental disabilities. PeerJ PrePrints 4:e1722v1

Noguchi T, Kyougoku M. (2016) Transferability of the Assessment of Positive Occupation 15 in elderly people with physical disabilities. PeerJ Preprints 4:e2219v1

無料ダウンロード:ポジティブ作業評価(APO-15)

関心のある人は、無料でダウンロードできます。ご自由にお使いください。

Download:APO-15は、実践版と研究版があります。両者の項目内容は同一ですが、デザインが異なりますので、目的に応じて使い分けてください。実践版APO-15は使用感を高めるために両面印刷してください。

その他の評価尺度

また、他の評価尺度については以下の記事にまとめています。参考にどうぞ!

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著者紹介
京極 真
京極 真
Ph.D.、OT
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:人間科学部長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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