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【悲報】小手先のテクニックで信頼を勝ち取ることはできない件

京極真
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本記事では「他人から信頼されるようになりたいです。信頼を得るためにすぐできるおすすめテクニックってありますか」という疑問にお応えします

本記事の内容
  • 小手先のテクニックで信頼を勝ち取ることはできない件
  • 信頼を勝ち取るならやるべきこと3つ

小手先のテクニックで信頼を勝ち取ることはできない件

結論から言うと、そういう小手先のテクニックに頼りすぎると信頼を勝ち取ることはできません。

使えると便利なんですけど、それだけではわりと難しいと思った方がいいです。

主な理由は以下の通りです。

理由
  • その①:対応がテンプレ化する
  • その②:胡散臭さがにじみ出る

その①:対応がテンプレ化する

小手先のテクニックに頼ると対応がテンプレ化するので、その人が責任をもって発言しているわけではないと感じちゃって、大して信頼なんてえられないです。

もちろん、対応がテンプレ化すると均一化したコミュニケーションが可能になるので、どこで誰と話しても同等の質を担保することはできます。

けど、それって別に機械でもよいわけでして、その人を信頼することにはつながらないわけです。

「小手先のテクニック→対応のテンプレ化→信頼を勝ち取る」とは都合よくならないと理解しておきましょう。

その②:胡散臭さがにじみ出る

また、小手先のテクニックに頼ると、言外に胡散臭さがにじみ出ることがあるので、かえって不信感を与えるときがあります。

例えば、担当外の人に対して「調子はいかがですか?」と聴くというマニュアルがあったとして、単にそう言えとルールで決まっているから言っているだけのときって、その人の身体に根ざした発言にならないのでテキトーに言っている感がにじみ出ちゃうことがあります。

そういうときって、言われた方は「(特に興味もないのに言っているなぁ)」と感じちゃったりするわけです。

その感じが正しいかどうかは別にしても、そう感じたことはその人にとって現実なわけでして、小手先のテクニックに頼りすぎると胡散臭さがにじみ出ることがあるというのは念頭においた方がいいです。

信頼を勝ち取るならやるべきこと3つ

ではどうしたら信頼を勝ち取ることができるでしょうか。

本記事で解説する方法は以下の3つです。

信頼を勝ち取るコツ
  • その①:誠実にする
  • その②:対話する
  • その③:成果を出す

その①:誠実にする

基本中の基本ですけども、信頼を勝ち取りたいなら案配良く誠実に生きた方がいいです。

必要以上に虚勢をはったり、しょうもない嘘をついたり、無下に約束を破ったりせず、地道に着々と関係を重ねていくことです。

ひどい失敗をしたとしても、誠実に対応していたら誰からも信頼されない事態に陥ることは、たぶんないです。

ただ、誠実すぎると自他ともにしんどいので、肩の力をぬきつつ真面目に生きたらよいです。

その②:対話する

これも基本中の基本ですが、信頼を勝ち取りたいなら対話を重ねていくしかないです。

それによって関係性を育んでいくのです。

その際、受容的、共感的、傾聴的な態度をベースにしながら、相手の立場(状況、欲望(身体)など)の理解を深めていくとよいでしょう。

また、必要に応じて積極的に提案、指示、説明など行っていくとよいです。

その③:成果を出す

また、信頼を勝ち取りたいなら期待される成果を出すべしです。

結果がでないのに信頼してくれっていうのは虫が良すぎる話です。

やっぱり合意形成された成果を出していくことが重要です。

可能ならば、期待以上の成果を出せると、さらに信頼は勝ち取りやすいです。

まとめ:小手先のテクニックで信頼を勝ち取ることはできない件

本記事では「他人から信頼されるようになりたいです。信頼を得るためにすぐできるおすすめテクニックってありますか」という疑問にお応えしました。

結論を言うと、小手先のテクニックに頼りすぎると信頼を勝ち取ることはできません。

どうしても信頼を勝ち取りたいなら以下の対策がおすすめです。

信頼を勝ち取るコツ
  • その①:誠実にする
  • その②:対話する
  • その③:成果を出す

信頼されるコミュニケーションの本質を学びたい人は以下の記事でおすすめ本を紹介しているので、ぜひご覧になってください。

著者紹介
京極 真
京極 真
Ph.D.、OT
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:人間科学部長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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