徹夜辛いと感じながら仕事するのは間違っています【結論→寝るべし】
本記事では「最近、仕事が忙しすぎて徹夜することがあります。夜勤勤務とかない仕事なのに、徹夜しなきゃいけないのは辛いです。どうしたらよいですか」という質問にお答えします
また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。
お困りの方は以下の記事を参考にしてください。
徹夜辛いと感じながら仕事するのは間違っています
結論から言えば、徹夜辛いと感じながら仕事するのは間違っています。
SNSなどでは「俺は寝ずに頑張ったから成長した。だから、キミたちも頑張れ!徹夜で頑張れないヤツは成果が出なくても文句を言うな」みたいなマッチョな意見をたまに目にしますが、あれは生存バイアスがかかっているポジショントークなのでさくっとスルーしておけばよいです。
徹夜辛いと感じながら仕事するのは間違っている主な理由は以下の通りです。
- その①:効率が悪い
- その②:健康に悪影響である
- その③:信念対立に陥る
その①:効率が悪い
徹夜すると能力が低下するので効率が落ちます。
なので「仕事が忙しい→徹夜する→能力が落ちる→効率が悪くなって仕事が忙しくなる→徹夜する→さらに能力が落ちる」という悪循環に陥ります。
そう考えると、徹夜で働いている状態は「仕事の量と質を落とすための努力だ」と思った方がいいです。
マゾでないならば、自分で自分の首を絞めるのは止めるべしです。
その②:健康に悪影響である
徹夜は健康にとって害悪でしかないです。
ぼくたちのチームでいま実施している研究では、作業機能障害群は非作業機能障害群に比べて睡眠不足に陥っているという結果がでています。
作業機能障害は健康と幸福を悪化させる要因でして、人間関係の悪化、情緒不安低、ライフワークバランスの崩壊、機会喪失などさまざまな問題から構成されています。
健康状態が悪化したら、仕事パフォーマンスはさらに低下し、状況はより悪化するだけなんで、徹夜で仕事をこなすというのは問題解決になりません。
その③:信念対立に陥る
徹夜は情緒不安定を招くため、余計な信念対立を生みやすいです。
徹夜するとイライラしたり、気落ちしやすくなって、気持ちに余裕がなくなります。
そのため、周囲の人とのコミュニケーションが上手くいかず、意見や価値観の衝突を引き起こしがちになります。
徹夜は感情コントロールを困難にするわけで、日常にトラブルを引き込みますから止めるべしです。
仕事で辛い徹夜を回避するコツ
仕事で辛い徹夜を回避する主なコツは以下の通りです。
- その①:睡眠時間の確保を最優先する
- その②:責任を感じすぎない
- その③:チームを機能させる
その①:睡眠時間の確保を最優先する
仕事で辛い徹夜を回避するためには、睡眠時間の確保を最優先しましょう。
例えば、ぼくの場合、最低でも7時間は寝ないと日中眠くなります。
なので、活動時間はそれを差し引いた17時間程度で考えておき、その中でやれることをやるようにしています。
どんなに忙しくても必ず寝ると決めておくとよいです。
その②:責任を感じすぎない
すると、「自分が仕事しなきゃ他の人に迷惑をかける」と責任を感じて、睡眠時間の確保を最優先できないと感じる方がいます。
そういう人は真面目に考えすぎでして、責任を感じすぎです。
「トランプ大統領、ほとんど働いてないスケジュールの実態が明らかに」で書かれていましたが、世界で最も重責そうなアメリカ合衆国大統領ですら責任感をもたなくてもこなせるんですから、わりと世の中どうにでもなるんですよ。
自身の仕事がアメリカ合衆国大統領の重責を越えるという人はほぼいないでしょうから、よい意味でまじで適当に考えればよいのです。
その③:チームを機能させる
また、仕事で辛い徹夜を回避するには、自分で全部やろうとしないことです。
1人で事業を立ち上げていない限りにおいては、一緒に働く人がいると思います。
人によっては「周囲がアホばかりで当てにならない」と感じて、何でも自分でやってしまい徹夜しちゃっていることがありますが、徹夜すると自分もアホになるので止めるべしです。
徹夜するぐらいなら、チームメンバーがボンクラばかりでも協力をお願いして支えあうようにしてください。
辛い徹夜を回避する仕事術を学べるおすすめ本
辛い徹夜を回避する仕事術を学べるおすすめ本は以下の通りです。
- SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
- プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術
- 多動力
SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
多くの仕事を、早くカタチにするための方法が技化されています。
わずか5日間(!)でプロダクトを生みだすために、何をすべきかを理解できます。
業種によっては難しいところはあるものの、参考になるところは自身の仕事に積極的に取りいれるべし。
プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術
チームを活かして生産性を高めることによって、多忙な仕事で疲弊しないようにしながら成果を上げる方法が示されています。
1人で仕事を抱えすぎると、辛い徹夜に突入します。
本書ではコミュニケーションの質を高めて、チームワークを発揮することによって仕事を抱え込まないようにし、生産性を高めていくコツが示されています。
多動力
効率よく仕事するための考え方がわかります。
特にスマートフォンを使って時間を有効活用し、多くの仕事をこなすという発想は目から鱗です。
仕事の生産性を高めるために、睡眠時間を確保する重要性も強調されており、参考になるところ多数ありです。
まとめ:徹夜辛いと感じながら仕事するのは間違っています
本記事では「最近、仕事が忙しすぎて徹夜することがあります。夜勤勤務とかない仕事なのに、徹夜しなきゃいけないのは辛いです。どうしたらよいですか」という質問にお答えしました。
結論を言えば、徹夜辛いと感じながら仕事するのは間違っています。
仕事で辛い徹夜を回避するために、以下の対策を検討しましょう。
- その①:睡眠時間の確保を最優先する
- その②:責任を感じすぎない
- その③:チームを機能させる
なお、どうしても仕事が辛い人は潰れる前に以下の記事をお読みください。