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勉強のやる気が出ない時の対処法

京極真
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本記事では「勉強のやる気がでません。どうしたらいいのだろう?」という疑問にお答えします

本記事のポイント
  • 勉強のやる気が出ない時は、コンディションを整えたら良い
  • 勉強はやる気に頼らない

勉強のやる気が出ない時の対処法

勉強のやる気が出ない時の対処法は以下の通り

勉強のやる気が出ない時の対処方法
  1. 目標を明確に設定する
  2. 勉強を始める前に軽く運動する
  3. マインドフルネスを活用する
  4. しっかり睡眠をとる

では、説明します。

目標を明確に設定する

勉強のやる気が出ないときは、目標を明確に設定をするといいです。

具体例
  • 曖昧すぎる:試験前だから勉強しなければいけない
  • 具体的に目標を設定する:今回の試験では平均で80点以上を取る

いくら具体的で明確な目標であったとしても、自分にとって価値がなければ、その目標はやる気を引き出すものにはなりません。

価値を感じられるような目標を設定するようにしましょう。

注意点

設定する目標:自分にとって価値があるものにする

勉強を始める前に軽く運動する

勉強のやる気が出ないときは、勉強を始める前に軽く運動することもおすすめです。

実際僕自身も、勉強をする前には軽く運動をすることが多いです。

運動をオススメする理由は、運動することによって気持ちが高ぶり動機づけられることが可能になるからです。

具体例

勉強を始める前に筋トレをするランニングするウォーキングするなどなどに取り組む→運動を行わない場合に比べて闘争心が湧き出てくるので、よっしゃ一丁勉強したるでというような気持ちになりやすい

勉強始める前に軽く運動をする時は、運動を開始するまでの準備を極力除外していくようにしましょう。

具体例

運動にあたって何かしら道具を準備しなければならないとか、服を着替えなければならない→それが面倒くさくて運動をしなくなり、結果として勉強のやる気も出ないっていうような悪循環に陥りがち

運動は準備なく始められる方がいいです。

もちろん、運動を始める前の準備体操が必要な場合は、それはやった方がいいです。

だけど、もう運動するにあたって何かしら道具を準備しなければならないとかってなってくると、ちょっと話は別です。

ややこしい準備がいるものは、やる気を阻害するだけです。

なので、勉強のやる気が出ないときに運動するときは、気軽に始められるものにしましょう。

マインドフルネスを活用する

勉強のやる気が出ない人は、マインドフルネスをもオススメです。

マインドフルネス
  • 「今」に強く注意を当てること
  • 過去でも未来でもなく、今この瞬間、あなたの身体が感じていることに強く注意を当てる

勉強がやる気になれない人に対してマインドフルネスをおすすめする理由は、これを行うと行わない場合に比べて注意力が向上したり、動機づけられたりすることが明らかになっているからです。

なので、どうしても勉強のやる気が出ないと困っている人は、マインドフルネスを習慣化していくようにしてみてください。

マインドフルネスでは、すぐに取り組むときには、自らの呼吸に注意を向ければ大丈夫です。

深呼吸をして体の中に入ってくるー呼吸を感じ、そして体の中から出ていく呼吸にも注意深く意識を向けてください。

それをしばらく繰り返していると、今自分がこの瞬間に感じていることに注意が向き始め、過去や未来からも解き放たれ気が付けば落ち着いた気持ちになって勉強をする気持ちも出てきているはずです。

勉強にやる気が出なくて困っている方は是非やってみてください。

しっかり睡眠をとる

勉強のやる気が出なくて困っている方は、しっかり睡眠をとることも必要かもしれません。

具体例:睡眠が不十分な場合
  • 日中眠たくなる
  • 気持ちも落ち込んでしまいがちになる
  • 勉強どころではなくなる

そういう体験が積み重なってくると、勉強に関して失敗体験やネガティブな思いが積み重なっていきますから、勉強やる気でねぇというような気持ちになりがちです。

しっかりと勉強をしたい、勉強にやる気を持って取り組みたいと思っている方は、自分自身が適切な睡眠を取れているかどうかをよく内省した方がいいです。

適切な睡眠かどうかの見極めがなかなか難しいところはあるのですが、その見極めのポイントは何かというと、、、。

具体例:適切な睡眠かどうかの見極めのポイント
  • 寝て起きた時に疲れが取れているかどうか
  • スッキリと目が覚めるかどうか
  • 途中で目が覚めないかどうか

もし寝て起きた後にまだ体がだるいとか頭がぼーっとするとかだと睡眠の状態が良くない可能性があります。

では、睡眠の質を変えるためにはどうすればいいのか紹介すると、、、。

具体例:睡眠の質を変える
  • 日中にコーヒーを飲み過ぎない
  • 寝る前に興奮するようなゲームをしない
  • 直前までスマートフォンなどのデバイスをいじらないなどの生活上の工夫を行っていく
  • 日中に運動をすることによって体の状態を整えていく

睡眠の質に問題を抱えている人は、上記のようなことを生活に取り入れていき、睡眠の質の改善につなげましょう。

そもそも勉強はやる気に頼らない方が良い

そもそも勉強はやる気に頼らない方が良い理由

以上、勉強のやる気が出ないときの具体的対策を論じてきましたが、そもそも勉強はやる気に頼らない方が良いです。

理由は、やる気自体が不安定だからです。

よく考えてみてください。

具体例:僕たちの経験

朝あったやる気が昼にはない、昼はやる気がなかったのに夜にはあるみたいな形でわりと不安定にゆれ動いていく

僕たちの気持ちっていうのは、結構ぐらぐらぐらぐら揺れるものなのです。

なので、勉強をやる気に頼っていると、勉強するという行動そのものが、やる気と同じようにぐらぐらと揺らいでしまうことになります。

なので、勉強しなければならない方は、やる気に頼らない方が良いです。

やる気よりも習慣化に頼る

では、どうしたらいいかというと、勉強はやる気に頼るのではなくて、習慣化に頼ってください。

習慣化というのは、繰り返し繰り返しやっていくうちにあれこれ考えることなく気がつけばしているような行動を表しています。

習慣化することができれば、やる気があるかないかに関わらずその行動に気がついたら関与していっております。

具体例:勉強の習慣化ができた場合
  • 朝起きたときに、まず最初に自分が必要な勉強に取り組むことができている
  • その際に頑張ろうとか、一生懸命やろうみたいなことをいちいち考える必要は全くなくて、もう気が付いたらその勉強に取り組んでいるような状態

習慣化に頼ると、それは非常に安定したものになので、やる気があるか、ないかで勉強するかどうかが変わることは特段ありません。

習慣化は、半自動的に行う行動であるため、非常に安定しています。

その分変化に対して、ロバストだっていう特性があって、なかなか変えられないところはあるので、悪い習慣が身につくとわりと悲惨ですけど、勉強っていうのは基本的には良い習慣です。

それが習慣化することができれば、僕達は自らの知識や技術を向上し変化の早い社会に対して適用していくことができるようになります。

極力勉強はやる気に頼るのではなく習慣化するようにしてください。

習慣化するコツ

では、どうしたら勉強は習慣がすることができるかというと、これはもうひたすら淡々とやるしかないです。

あれこれ考えるんじゃなくて、とにかく黙ってやる。

習慣化のコツ

自らの行なっている行動を繰り返す

それができないから困っているのだというふうに思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは前提としてやる気を想定していることが多いです。

注意点

やる気を想定するとひたすらコツコツ淡々と自動的にそれに取り組むということが難しくなる

なので、ここでの話はそのやる気そのものを一旦保留しておいて、その上でとにかく呼吸するように勉強するようにしていくように心がけてみてください。

それを1ヶ月ほど繰り返していけば、まきがついた朝起きた時に勉強するために必要な教材に目を通しているとか、まずはそれをやってからご飯を食べるみたいな形で生活が構造化することができるでしょう。

もちろんどうしてもそれができないぐらいエネルギーが低下している場合もあります。

その場合は、最初に言ったような運動、マインドフルネス、睡眠を心がけて、まずは心身のメンテナンスをするようにしてください。

まとめ:勉強のやる気が出ない時の対処法

本記事では「勉強のやる気がでない。どうしたらいいのだろう」という疑問にお答えしました。

勉強のやる気が出ない時の対処方法
  1. 目標を明確に設定する
  2. 勉強を始める前に軽く運動する
  3. マインドフルネスを活用する
  4. しっかり睡眠をとる

勉強は変化の激しい社会において、適応するために非常に重要な作業になってきます。

子供も大人も高齢者も勉強なしにこの現代社会を生き抜くことは難しいです。

したがって、勉強のやる気が出ないと悩んでいる方は何とかして、それを克服して勉強の日常化に取り組んでいきましょう。

他にも勉強について書いた記事があるので、参考にどうぞ!

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著者紹介
京極 真
京極 真
Ph.D.、OT
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:人間科学部長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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