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研究計画書のタイトルを決める3つのポイントとは?

京極真
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本記事では「研究計画書のタイトルをどのように決めればいいのかわからず困っています。どうすればいいですか?」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • 研究計画書のタイトルを決めるポイントが知りたい
  • 研究計画書の作成をしている人

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研究計画書のタイトルを決める3つのポイントとは?

研究計画書のタイトルを決めるポイントというのはたくさんありますが、今回は3つのポイントを紹介します。

  1. 研究についてしっかり明確に説明する内容になっているか?
  2. 研究の重要な概念をしっかりタイトルに含んでいるか?
  3. 専門以外の人でも理解できる内容になっているか?

以下に解説します。

①研究についてしっかり明確に説明する内容になっているか?

自分自身の研究計画書で達成したい目標がありますよね。

そういったことをきちんとタイトルに反映している形で解説をタイトルで設定してほしいです。

読む人は、タイトルを読んでから本論を読み進めていきます。

タイトルがその研究計画しで示しているものとずれてしまっているような場合

「なんかこれ言っていることが違うな」と思われてしまう

そもそも研究計画書とは、許可を得るために書いていくものになります。

そのため、タイトルと本文の内容がずれていると許可がなかなか得られないという事態に陥ってしまうわけです。

だからきちんと研究について明確に説明しているかどうかっていう観点からタイトルを決めていくということが大事になります。

②研究の重要な概念をしっかりタイトルに含んでいるか?

意見や価値観の衝突の研究

重要な概念:信念対立

僕の研究の場合には、信念対立という概念をしっかりタイトルに含めているのかということが大事になります。

タイトルの中に重要な概念が含まれていない場合

「一体何の研究をしているの?」と思われてしまう

自分の研究計画の中で扱っている重要な概念をきちんと研究計画書のタイトルに含ませていくということが非常に重要になってきます。

③専門以外の人にも理解できる内容になっているか?

繰り返しになりますが、研究計画書というのは許可を得るためのものです。

その許可を得る相手とは、倫理審査委員会等です。

審査をする人というのは、その研究テーマについて精通している専門家とは限らないです。

専門以外の人も含まれています。

タイトルを決める時っていうのは、その専門以外の人でも理解できる内容かどうかということをよく考えて欲しいわけです。

初学者がやりがち:

その専門分野の一部の人にしかピンと来ないようなタイトルにしてしまうことがある

これは非常にもったいないです。

だから、他の専門分野の人でも理解できる内容かどうかということをよく考えてタイトルに含ませるようにしてみてください。

まとめ:研究計画書のタイトルを決める3つのポイントとは?

本記事では「研究計画書のタイトルをどのように決めればいいのかわからず困っています。どうすればいいですか?」という疑問にお答えしました。

  1. 研究についてしっかり明確に説明する内容になっているか?
  2. 研究の重要な概念をしっかりタイトルに含んでいるか?
  3. 専門以外の人でも理解できる内容になっているか?

なお、他にも研究テーマに関する記事があるので参考にしてください。

著者紹介
京極 真
京極 真
Ph.D.、OT
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:人間科学部長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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