【悲報あり】文章力をトレーニングするアプリ【パラグラフ・ライティングのすすめ】
本記事では「文章を書くのが苦手です。でも将来的に論文など書けるようになりたいので、文章力のトレーニングができるアプリを探しています。おすすめのアプリがあれば教えてください」という疑問にお答えします
- 【悲報あり】文章力をトレーニングするアプリ
- 文章力のトレーニングで身につけるべきスキル【パラグラフ・ライティング】
- 文章力のトレーニングを学べるおすすめ教材【本3冊+動画1本】
【悲報あり】文章力をトレーニングするアプリ
結論から言うと、文章力をトレーニングできるおすすめアプリは特にありません。
確かに検索するとライトレというアプリが引っかかります。
このアプリは提示された単語でストーリーを構成するものでして、ゲーム感覚で文章を作る楽しみは味わえるという点では秀逸です。
その点においてはおすすめできます。
ライトレ-三題噺-【作家のためのアイデア創造アプリ!】
けど、文章力をトレーニングできるかというと正直ちょっと微妙かなぁと思います。
今後、もしかしたら文章力トレーニングという点で素晴らしいアプリができる可能性があります。
とはいえ、現時点ではアプリで文章力トレーニングはあきらめた方がよいかと思います。
したがって、文章力トレーニングのアプリ探しは早急に切り上げて、もっと実益のある対策を考えるべきです。
文章力のトレーニングで身につけるべきスキル【パラグラフ・ライティング】
文章を書くのが苦手な人は「パラグラフ・ライティング」のスキルを文章力のトレーニングで身につけるとよいかと思います。
パラグラフ・ライティングは海外では徹底的に学びますが、日本ではぜんぜんなので独学する必要があるスキルです。
パラグラフは1つの主張を展開する文章のまとまりでして、日本語でいう段落のようなものです。
段落の場合、何となく言いたいことをひとつのまとめていることが多いですけど、パラグラフ・ライティングは明確な構造をもっている点に特徴があります。
パラグラフ・ライティングの構造は以下の通りです。
- トピックセンテンス
- サブセンテンス
- (コンクルーディングセンテンス)
トピックセンテンスはパラグラフ全体で主張したい内容の要約を明瞭に示します。
サブセンテンスはトピックセンテンスの論拠・裏づけとなる文章です。
パラグラフ1つに対して、トピックセンテンスは1つですが、サブセンテンスは複数あってもよいです。
コンクルーディングセンテンスは()に入れましたが、これはサブセンテンスが長くなった場合にパラグラフの最後に主張した内容をまとめるときに使います。
パラグラフ・ライティングでは、以下のようにトピックセンテンスをつなげるかたちで論を構築していきます。
- パラグラフ1:トピックセンテンス、サブセンテンス・・・、(コンクルーディングセンテンス)
- パラグラフ2:トピックセンテンス、サブセンテンス・・・、(コンクルーディングセンテンス)
- パラグラフ3:トピックセンテンス、サブセンテンス・・・、(コンクルーディングセンテンス)
- パラグラフ4:トピックセンテンス、サブセンテンス・・・、(コンクルーディングセンテンス)
- パラグラフ5:トピックセンテンス、サブセンテンス・・・、(コンクルーディングセンテンス)
パラグラフ1のトピックセンテンスは、パラグラフ2のトピックセンテンスと論理的につながっています。
同様に、パラグラフ2のトピックセンテンスは、パラグラフ3のトピックセンテンスと論理的につながっています。
論理的なつながりの意味がよくわからない人は以下の記事をあわせてお読みください。
文章力のトレーニングを学べるおすすめ教材【本3冊+動画1本】
本記事では本と動画を紹介します。
「読書を通してスキルアップできる→本」、「耳で聞きながら学んだ方がスキルアップしやすい→動画」というように、ご自身の学習特性に応じて教材を使い分けたら良いかと思います。
本
パラグラフ・ライティングを学べるおすすめ本は以下の3冊です。
- 論理が伝わる 世界標準の「書く技術」
- 論文の教室
- 小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳
論理が伝わる 世界標準の「書く技術」
パラグラフ・ライティングを学びたいなら必読本。
本書自体がパラグラフ・ライティングの見本になっています。
なので、本書でパラグラフ・ライティングの知識を学びつつ、同時に優れた例を見ることができるから、かなり学習効率が良いと思います。
論文の教室
本書もパラグラフ・ライティングという文章力をトレーニングしたいなら必読です。
論理的につなげるための論証の技術も解説してあるので、パラグラフ・ライティングと同時に論理力も高めることができます。
例もわかりやすく、何度も読んでもあきないので、費用対効果が高いと思います。
小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳
Kindle Unlimitedに登録している人は無料なのでおすすめ。
パラグラフ・ライティングの要点をさくっと知ることができるので、基本ルールをとりあえず知りたいという人は読むと良いです。
ただ、上記2冊を買うなら本書は読まなくても大丈夫です。
動画
上記の「小論文・レポートの書き方」の著者が、動画でパラグラフ・ライティングを解説しています。
話し言葉で説明されるとニュアンスがよくわかるので理解しやすいです。
動画でも基本的なことが学べるし、ながら視聴でも理解できる内容なので、通勤・通学のお供にもできるかと思いました。
30日間は返金保証ありなんで、その間は実質無料みたいなものですから、文章力トレーニングしたい人はさくっと試してみるとよいです。
まとめ:【悲報あり】文章力をトレーニングするアプリ【パラグラフ・ライティングのすすめ】
本記事では「文章を書くのが苦手です。でも将来的に論文など書けるようになりたいので、文章力のトレーニングができるアプリを探しています。おすすめのアプリがあれば教えてください」という疑問にお答えしました。
結論から言うと、文章力をトレーニングできるおすすめアプリは特にありません。
なので、アプリ探しは早急に切り上げて、実益のある対策を考えるべきです。
本記事ではその対策としてパラグラフ・ライティングを紹介し、それを学習できるコンテンツを解説しました。
また、パラグラフライティング自主トレーニングシートを無料ダウンロードできます。
興味のある方は以下よりダウンロードしてください。
なお、文章力を高めたいなら、文章力がない原因を理解するとよいです。
文章力がない原因と対策については以下の記事で解説しているのであわせてどうぞです。