【事実】人間関係が難しい理由【結論:生きている世界が違う】
本記事では「人間関係が難しいです。ふり返ると、人生のたいはんの悩みは人間関係です。どうして難しいのですか」という疑問にお答えします
- 人間関係が難しい理由
- 人間関係が難しい理由から考える対策は3つ
- 人間関係が難しい理由を深掘りしたい人におすすめ本3冊
また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。
お困りの方は以下の記事を参考にしてください。
人間関係が難しい理由
結論:生きている世界が違う
結論は以下の通り。
- 生きている世界が違う
あらゆる人間は固有の世界観の中で生きています。
ぼくはぼくの世界観を通してでしか他者と関われないし、皆さんもまた各人の世界観を通してでしか他者と関われません。
これはもうひっくり返しようのない事実です。
「生きている世界観が違う→思考、感情、行動が違う」わけでして、どんなに愛しあっても、どれほど憎み合っても、自他の世界観が溶けあい一体化することはないです。
すると、究極のところわかりあえないわけで、人間関係のトラブルが生じるから「人間関係って難しい」となるわけです。
人間関係が難しいのはお互い様
でも「人間関係って難しい」のは、お互い様です。
あなたはAさんとの関係で悩んでいるかもしれあせんが、AさんはBさんやCさんとの関係で苦労しているかもしれません。
もしかしたら、Aさんはあなたとのことで困っているかもしれません。
人間ならば、異なる世界観の内を生きています。
なので、あなたが「人間関係って難しい」って思っているのと同様に、他に人も同じように苦労しているわけです。
なので、人間関係が難しいのはお互い様なのです。
人間関係が難しい理由から考える対策は3つ
以上を踏まえると、主な対策は以下の通りです。
- その①:世界観の相違を認める
- その②:世界観を押しつけない
- その③:世界観の違いに配慮しながらコミュニケーションする
その①:世界観の相違を認める
まずは上述した、人それぞれ異なる世界観の中で生きている、という理解を始発点にしてください。
世界観はそもそも異なっていると前提にできれば、意見が食いちがっても難しく感じず「あぁ。あなたはそう思ったのね」とさらっと流せるものです。
時間と空間をともにしても、世界観が違うから思考・感情・行動は千差万別になるので、それを承認するところからはじめましょう。
その②:世界観を押しつけない
世界観が人それぞれ異なるということは、絶対に正しい世界観はないわけです。
あるのは、その時々で確からしい世界観だけであり、それも時と場合によっては確かなものではなくなります。
なので、自分にとって正しく感じるからといって、それを他者に押しつける理由はないわけでして、世界観の押しつけはやめたほうがよいです。
その③:世界観の違いに配慮しながらコミュニケーションする
「わかりあえる」という感度を前提にすると、「わかりあえない」ときに簡単にトラブル化します。
だけども、世界観は人それぞれ違うので、わかりあえないからはじめるしかなく、世界観の違いに配慮したコミュニケーションが求められます。
人間関係の難しさは、世界観の違いに配慮したコミュニケーションによって減じることでしょう。
人間関係が難しい理由を深掘りしたい人におすすめ本3冊
おすすめ本は以下の通りです。
- わかりあえないことから
- 人間関係をリセットして自由になる心理学
- 医療関係者のための信念対立解明アプローチ
わかりあえないことから
「わかりあえない」からはじめるコミュニケーション哲学。
コミュニケーションの本質を、平易に深く学べます。
人間関係の難しさは多様性を前提にすると紐解けると理解できます。
人間関係をリセットして自由になる心理学
難しい人間関係に振りまわされる理由がわかります。
また、自分の人生を手に入れるために、どう人間関係を構築すればよいかも理解できます。
またワークを通して人間関係を変える方法が学べる良書。
医療関係者のための信念対立解明アプローチ
「医療関係者のための」とうたっていますが、あらゆる人間関係に適用できる理路です。
人間関係が難しい理由を信念対立に求め、その説き方を学べます。
具体例が豊富なので、応用しやすいと思います。
信念対立解明アプローチについては、以下の記事でどのような理論なのか詳しく解説しています。参考にしてください。
まとめ:人間関係が難しい理由
本記事では「人間関係が難しいです。ふり返ると、人生のたいはんの悩みは人間関係です。どうして難しいのですか」という疑問にお答えしました。
結論は、人はそれぞれ生きている世界観が違うので、意見の相違が生まれて人間関係が困難になります。
でもこれはデフォルトなので、多様性を尊重し合いながらやっていくしかないですね。