コミュニケーション能力が低い原因【具体例と対策あり】
本記事では「コミュニケーション能力が低いと注意されます。自分では挨拶もしているし、返事もハキハキしているし、連絡・報告・相談もやっているので低いとは思いません。それなのに、なぜ低いと言われるのでしょうか」という疑問にお答えします
- コミュニケーション能力が低い原因を知りたい
- 具体的な対策を理解したい
また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。他のことでもお困りの方は以下の記事を参考にしてください。
コミュニケーション能力が低い原因【具体例あり】
結論:状況と目的に配慮したやりとりができていない
「挨拶もできる」「返事もしっかりしている」「連絡・報告・相談もやっている」のに、コミュニケーション能力が低いと言われるならば、その原因は状況と目的に配慮したやりとりができていないことに求められます。
理由は、いくらそういうことができたとしても、状況や目的にあっていないと変なやりとりになってしまうからです。
以下の記事で詳述していますが、コミュニケーション能力の本質は「状況と目的におうじて柔軟にやりとりできること」です。
コミュニケーション能力が低い原因【具体例あり】
結論:状況と目的に配慮したやりとりができていない
「挨拶もできる」「返事もしっかりしている」「連絡・報告・相談もやっている」のに、コミュニケーション能力が低いと言われるならば、その原因は状況と目的に配慮したやりとりができていないことに求められます。
理由は、いくらそういうことができたとしても、状況や目的にあっていないと変なやりとりになってしまうからです。
以下の記事で詳述していますが、コミュニケーション能力の本質は「状況と目的におうじて柔軟にやりとりできること」です。
また、コミュニケーションについて書いた記事をまとめています。
なので、状況と目的とのあいだでミスマッチが起こると、コミュニケーション能力が低いと判断されちゃうのです。
いくつか具体例を示しながら解説します。
ダメな例
まずはダメな例からです。
あのーちょっとわからないことがあるんですけど
(今忙しいんだけど急ぎかな??)どうしたんですか?
このソフトの使い方がわからなくて・・・
(えー…そんなのググればわかるでしょうに)何したいんですか?
○○がしたいんですけど、よくわからなくて
あーそれなら、○○でググれば直ぐ解決できますよ
一目瞭然ですけども、相手の「今忙しい」という状況についてはまったく考慮できていないですよね。
わかりやすくするために単純な例を示しましたが、コミュニケーション能力が低い人はこのように状況や目的に関する読みに書けがちです。
良い例
次に良い例です。
ソフトウェアで○○したいのですが、調べてもよくわからなかったので、今もし時間があるようでしたら相談したいのですが、いかがでしょうか?特に急ぎの案件ではないです
(急ぎの案件でないなら後に回そう)ちょっと今は忙しいので、後にしてもらえますか?
わかりました。いつ頃おうかがいしたらよいですか?
1時間後ぐらいにもう一度来てもらえますか?
***1時間後***
先ほどの件ですけども、Googleで調べたら□□までわかったのですが、どうしても△△がわからないままです
あー。それはちょっと調べてもなかなか理解できないところなので説明すると・・・
コミュニケーション能力が高い人は、相手の状況や目的に配慮しつつ、自らのそれもうまくすりあわせながら対応できる傾向にあります。
上記のダメな例と比べると、その特徴はより明瞭になると思いますので、ぜひ見比べてみてください。
コミュニケーション能力が低い原因への対策
結論:目的と状況に配慮したやりとりに変更する
「挨拶もできる」「返事もしっかりしている」「連絡・報告・相談もやっている」のに、コミュニケーション能力が低いと言われるならば、状況と目的に配慮したやりとりを行うようにしていけばOKです。
理由は、コミュニケーション能力の本質は「状況と目的におうじて柔軟にやりとりできること」であるため、それにそったかたちでやりとりしていけば「低い→高い」へとシフトチェンジできるからです。
状況と目的への配慮は、何も他人に対してやればよいわけではないです。
コミュニケーションは相互交流なので、自分の状況と目的への配慮も不可欠です。
自他の状況と目的にしっかり配慮し、その時々にあわせて言語的、非言語的なやりとりを重ねていく、という感じです。
注意点:認知の歪みがひどいとその対策も必要です
人によっては、「状況と目的に配慮しながらやりとしているけど、コミュニケーション能力が低いっていわれるんだよなぁ・・・」という方がいるかもです。
もし本当に配慮していてそれなら認知の歪みがひどいのかもしれません。
認知の歪みとは、例えば、他の人に比べて、自分の興味あることは極端に一般化し、興味ないことは過度に小さく捉える、みたいな感じです。
そういう捉え方のクセが強いと、状況と目的に配慮しているつもりでも、周囲とのやりとりがかみあわずコミュニケーション能力が低いと見なされがちです。
その場合、自らの認知の歪みに気づくことからはじめる必要があります。
そして「認知の歪みに気づく→それをいったんストップする」という手順へと展開していくのです。
気づくことができれば、「ちょっと待てよ」と思いとどまりやすいので、自動的に歪んだ認識のままズレたやりとりを無自覚に展開しにくくなります。
上手にサポートするのもあり
周囲にコミュニケーション能力が低い人がいたら、上手にサポートするのもありです。
例えば、相手の状況を考慮できずにトラブルが起こっている人がいたとします。
まずは気づく必要があるので、「もうちょい相手の状況に配慮できたらうまくいくよ」などと助言し、気づきを促していくとよいです。
そのうえで、具体的なやり方を教えたり、例示したりしながら、行動変容につながるように促していきます。
で、上手くできたらそれをフィードバックし、状況と目的にてらしたやりとりの強化に導いていくわけです。
まとめ:コミュニケーション能力が低い原因と対策【具体例あり】
本記事では「コミュニケーション能力が低いと注意されます。自分では挨拶もしているし、返事もハキハキしているし、連絡・報告・相談もやっているので低いとは思いません。それなのに、なぜ低いと言われるのでしょうか」という疑問にお答えしました。
結論をいうと、状況と目的に配慮したやりとりができていないから、「挨拶もできる」「返事もしっかりしている」「連絡・報告・相談もやっている」のに、コミュニケーション能力が低いと言われるのです。
対策としては、状況と目的に配慮したやりとりを行うようにしていけばOKです。